お知らせ

シリウスブログVol.12「AMRとAPI連携について」

AMRでできることは大体分かりました。だがAMRを含む自律走行型のロボットはどのように動いているのだろうか?
今回はAMRの使用上前提として必要となる情報の流れについて簡単にご説明したいと考えております。
まず大原則としてAMRは指示に基づき自律走行しますが、指示も無く勝手に動き始めるものではありません。よってAMRへ指示を出すことが必要となります。今回は当社AMRの導入を検討する物流センターの視点から必要な情報をまとめて参ります。

<WMSとの連携>

物流センターでは現在倉庫での物流管理システムとしてWarehouse Management System(以降WMS)をご利用されていることかと思います。WMSにはお客様固有取引内容により様々な機能を保有しますが、基本的に倉庫内で発生する入荷、入庫、保管、出庫、出荷、顧客への実績データ共有といった処理を司るシステムとなります。

さてAMRを動かすための指示はどこから来るのか。それはこのWMSで処理された各種指示をAMRへ連携させることでAMRがWMSの指示に基づいて自律走行を行うのです。

WMSとAMRの連携はApplication Programming Interface(以降API)と呼ばれる連携方式が採用されており、一言でいうとソフトウェアやプログラム同士を繋ぐ仕組みです。このAPIを介してWMSから指示を受取り、AMRで処理した実績をWMSへ返す事で倉庫での物流業務に必要な情報処理を行う事が可能となります。

<連携内容や特徴>

ここからは当社AMRとAPIで連携した場合の連携内容や特徴について紹介して参ります。まずピッキングにおけるWMSからの連携内容ですが、これは倉庫内でピッキングを行うための情報を連携する必要があります。

○オーダーNo

○ 作業方法(オーダーピッキング or トータルピッキング)


○AMRに搭載する容器情報


○商品コード


○商品名


○商品画像(試用判断はお客様によります)


○指示数量

連携情報としては他にも項目はありますが、最低限必要な情報としては上述の通りです。特徴としてはオーダーの特定は可能ですが、連携内容に個人を特定する情報までは含んでいない点です。なおオーダー単位で作業方法や容器情報を変更することが出来るので、自社の物流の特徴を指示内容に反映することでより効率的な運用ができる可能性を秘めてます。また今後は出荷時の注意事項(Remark)などの表示情報などより正確にピッキングを行って頂くための追加情報も連携できるよう開発を進めております。

<API開発について>

WMSでのAPI開発にあたっては当社からAPI仕様情報を纏めた標準開発キットをお渡しし、当社のエンジニアが開発にあたっての技術的な助言といったサポートも行っております。このAPI開発にあたっては当社のAMRとの連携機能を構築頂くためのWMS側で発生する改修費用を導入先様でご負担頂くことになりますが、当社からはロボット使用料以外の費用を頂くことはありません。
API開発例について、既に導入済みのお客様や現在導入準備中お客様の実例を少しご紹介させて頂きます。

<例1:A社様>

A社様はEC物流サービスを運営中の物流会社です。APIについてはA社様が内製化されているITチームが開発も行いました。WMSからAMRへのオーダー受信のみをAPI連携させ、その中で事務スタッフがAMRへの連携対象となるオーダーを選択したり、作業方法や搭載する容器種類を選択できるようにするなど自社物流の特徴に合わせてよりAMRの効率的な運用につながる工夫をされておりました。

取扱商材によってはAMRでピッキングできない商品もあり、かつオーダーキャンセルや修正などが多い時で1日20~30件発生するため、欠品や不具合品の発見など非定常事象が発生した場合の処理はWMSのみで行い、あえてAMRの出荷実績はWMSに連携させないことでAMRによるPick & Pack(ピッキングと検品を同時に行う)といったシンプルな機能を使いこなすことに注力頂いている事例となります。今後は送状や納品書を後工程で出力できる機能開発後にAPI連携範囲を見直す予定になっております。

<例2:B社様>

B社様は医薬品物流を行う会社様です。こちらはA社と異なり、オーダー受信から実績の連携までをAPI経由でWMSに連携させる方式を取りました。こちらのお客様は容器などを取り扱う医薬品のサイズに合わせて調整していることや低頻度で発生するオーダーキャンセルや修正が発生した場合の取り決めなどを事前に取り決めることによって当初からAPI連携機能によるメリットを活用したいという狙いがありました。こちらの開発を行うにあたっても、WMSとAMRで持つ機能の整理を行うことで過剰な機能開発が避けられ、オペレーション上必要なタイミングでWMSとAMRの双方から適切なサポートを得られるよう設計されております。

今回実例でお伝えした2社に限らず、WMSの仕様は使用される環境や条件によって千差万別であると考えております。その中で当社としては最低限の開発でAMRをご利用頂ける環境を目指してAMRそのもの機能やAPI連携機能の開発に邁進して参ります。

また実証実験段階では必ずしもAPI連携する必要はありません。当社が提供する環境でAPI連携無しでもAMRの動作環境を用意することが可能ですので、 実証実験によるAMR導入効果を見定めた上でAPI連携の開発をご検討頂けます。

今回はAMRとWMSの連携についてお伝えしました。当社には営業担当だけでなく日本語対応可能なエンジニアも在籍しておりますので、検討にあたっての不明点や開発への不安事項があれば先ずはお気軽にお問合せいただければと思います。

株式会社ROBOCREW
営業部ディレクター
日髙 大介

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