導入先企業について
会社名:株式会社LIXIL
導入先:三重県名張市
取扱商品:玄関ドアやインテリア建材
導入〜契約更新の背景
課題:作業の標準化したい / 作業員の負担が大きい
LIXIL名張工場では、玄関ドアやインテリア建材の製造ラインにおけるピッキング作業の効率化が大きな課題となっていました。
従来の作業では、作業者が工場内を頻繁に移動しながら必要な部材を集める必要があり、身体的負担が非常に大きい上、作業の習得にも長い時間を要していました。また、作業者ごとに作業方法や手順が異なることで、作業の属人化が進み、標準化や均一化が十分に図られていない状況でした。
こうした課題を解決するため、同工場ではピッキング作業の標準化を推進するとともに、作業者の負担を軽減し、生産性を向上させることを目的として、シリウスジャパンの自律走行型搬送ロボット(AMR)「FlexSwift MAX」の導入を決定しました。
導入により、作業者の移動や作業手順を効率化し、誰でも短時間で作業を習得できる環境を整備することで、作業効率の向上と即戦力化を実現することを目指しました。
これにより、工場全体の生産ラインがよりスムーズに稼働し、安定した作業運用が可能となることが期待されました。
導入効果
①作業者人数の25%効率化(省人化)
②作業者の歩数を65%削減(移動負担軽減)
③作業習得時間を5日間 → 30分に短縮
④工場内作業効率の向上と安定稼働の実現
シリウスジャパンの自律走行型搬送ロボット(AMR)「FlexSwift MAX」を導入した結果、LIXIL名張工場では顕著な効果が現れました。
まず、ピッキング作業に必要な作業者人数を25%削減でき、従来より少ない人員で安定した生産を維持できるようになりました。また、作業者が工場内を歩いて部材を集める移動距離が大幅に減少し、歩数は従来の65%削減され、作業者の身体的負担を大きく軽減しました。
さらに、これまで1人の作業者が習熟するのに約5日間を要していた作業習得時間は、AMR導入後はわずか30分で習得可能となり、新たに配属された作業者も即戦力として活躍できる環境が整いました。
これらの成果により、工場内の作業効率が飛躍的に向上し、安定した稼働を実現。生産ライン全体の運用がスムーズになり、作業品質の均一化や属人化の解消にもつながりました。
AMR導入は単なる省力化に留まらず、工場全体の生産性向上と持続可能な運用体制の構築に大きく寄与しています。
シリウスAMRが選ばれた理由
シリウスジャパンは、最新のロボティクス技術とAIを駆使し、LIXIL名張工場をはじめとする製造現場の物流革新を継続的に推進しています。
単なる自動搬送の導入にとどまらず、工場全体のスマートファクトリー化を支援し、作業効率の向上や作業者の負担軽減を実現。また、資源の有効活用や環境負荷の低減を考慮した持続可能な生産プロセスの構築にも貢献し、企業の安定した成長と長期的な運用の最適化をサポートしています。
さらに、導入後も現場の状況に合わせた改善提案や最新技術のアップデートを行うことで、変化する生産ニーズに柔軟に対応できる体制を整えています。
「LOGISTIC TODAY」では、本内容についての記事が公開されてますので、ぜひご覧ください。